キングスの熱戦、沖縄からの応援も熱く バスケ天皇杯決勝、沖縄市でパブリックビューイング


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
パブリックビューイングで喜びを爆発させる琉球ゴールデンキングスのファン=12日、沖縄市

 バスケットボールの琉球ゴールデンキングスが東京都内で天皇杯全日本選手権大会の決勝に挑んだ12日、パブリックビューイングで応援しようと、沖縄市のコザミュージックタウン音楽広場にファン約150人が駆けつけた。試合終盤になると会場の熱気が増し、第4クオーターに岸本隆一選手の3点弾で4点差まで追い上げると、この日一番の歓声が響いた。試合には敗れたが、ファンは拍手で選手らをねぎらった。

 夫と息子が現地で応援していたという比嘉泉さん(48)=北中城=は「少しでも一体感を持ちたい」と、大勢のファンとともに一喜一憂した。

 宮城統治さん(6)=うるま市=は「得点を入れるのが楽しかった」と笑顔を見せた。母のみどりさん(36)は「けががなくてよかった。Bリーグを頑張ってほしい」と期待を込めた。

 決勝の会場となった東京の有明コロシアムでは、関東在住の大嶺英太郎さん(38)=沖縄市出身=と名嘉夏織さん(33)=北中城村出身=が、櫻井亜紀さん(32)=東京都=を含めた友人3人でキングスに歓声を送った。「勝ちが見られなくて残念」と一様に悔しそうな表情だった。それでも名嘉さんは「リーグ戦でタイトルを取ってほしい」と力を込め、櫻井さんは「2度観戦してまだ勝つところを見ていない。次こそ三度目の正直です」と期待を寄せた。

(古川峻、普久原裕南首都圏通信員)