沖縄で国際サイバー会議開幕 セキュリティーなど討議


この記事を書いた人 謝花 稔
2日間の日程で開幕した国際会議「サイバー3カンファレンスカンファレンス・オキナワ2015」の全体会合띩=7日午前9時すぎ、名護市の万国津梁館

 サイバーセキュリティーに関する国際会議「サイバー3カンファレンス・オキナワ2015」(内閣府主催)が7日、名護市の万国津梁館で開幕した。ダボス会議を主催する世界経済フォーラムが協力し、元米国家情報長官のデニス・ブレア笹川平和財団米国会長、中谷昇国際刑事警察機構(インターポール)IGCI総局長など各国の研究者や政府関係者ら約300人が参加。8日までの2日間、サイバー空間における悪意ある攻撃から個人や企業活動を守るための法的課題や国家間の協力のあり方などについて議論を交わす。

 初日の全体会合では、冒頭で安倍晋三首相のビデオメッセージが流れ「2020年の東京五輪を成功に導くためにもサイバーセキュリティーに万全を期す」と述べた。主催者として島尻安伊子沖縄担当相が「自由かつ公正なサイバー空間の恩恵を安全な形で享受することができる社会の実現に向け、実りある議論を期待している」と参加者を歓迎した。
 全体会合後、参加者はサイバー空間におけるセキュリティーなど三つの主要議題に分かれて討議した。
 【琉球新報電子版】