ハワイが観光地のブランド力を維持するために最も力を入れていることは JTBハワイ講演会


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再生型観光について講演するハワイ・ツーリズム・オーソリティのカラニ・カアナアナ氏=12日、ハワイ州ホノルル

 【ハワイ・ホノルル市で與那覇智早】JTBハワイは12日、JTB創立110周年を記念し、米ハワイで行われたホノルルフェスティバルで「JTB旅行文化講演会インハワイ」を開いた。ハワイ・ツーリズム・オーソリティのブランド責任者カラニ・カアナアナ氏が基調講演を行った。

 カアナアナ氏は第1部で、再生型観光への取り組みについて講演した。2020年に作成した25年までの目標の中で、一番力を入れているのは、地域住民の声を聞くことだとし、「どれだけホテルの稼働率や経済効果が上がっても、現地の人や観光客の満足度が上がらないと意味が無い」と指摘した。

 第2部では、ハワイ州観光局日本支局のミツエ・ヴァーレイ局長、歌手の島谷ひとみさん、タレントのサーシャさんが「~サステナブル・ツーリズム~私たち旅行者ができること」というテーマでパネルディスカッションを行った。

 ハワイで生まれ育ったサーシャさんは「土地に住ませてもらっていると考えている。大地を大切にすることは自分たちを大切にするということだ」と話した。