沖縄のマンゴー、キロ単価1700円で過去最高額 22年度 出荷量は512トン


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 JAおきなわは15日、2022年度に出荷したマンゴーの1キロ当たり単価が1700円となり、単一組織となった02年度以降で最高額だったと発表した。出荷量は512トン。これまで最も高かったのは20年度の1621円だった。

 地域や支店ごとのマンゴーを集め、選別し出荷する「共選出荷」分をまとめた。単価が過去最高になったのは出荷量が少ない「裏年」だったことも影響しているが、取引先に対し、肥料や資材の高騰で生産農家を取り巻く環境が厳しい実情を説明するなど、販売価格の引き上げへの理解を得る交渉を強化したことも奏功したという。

 23年度は収穫量が多い「表年」になることが見込まれる。JAおきなわの平安山英克常務理事は「(単価を)さらに引き上げる相談や販売をお願いしていきたい」と話した。
 (當山幸都)