カチャーシーで絆深く 鹿児島・沖縄文化交流大会


この記事を書いた人 田盛 良一

 【鹿児島県指宿市で大城徹郎】琉球舞踊の披露などがある多彩な交流イベント「鹿児島・沖縄文化交流記念大会」(鹿児島県など主催、特別協力・琉球新報社)が7日、鹿児島県指宿市のふれあいプラザなのはな館で始まった。普段目にすることのない沖縄の伝統芸能を見ようと、芸能交流には約300人が来場した。県内からの芸能団が、琉球舞踊やエイサーなどを披露した。

 同大会は「第30回国民文化祭・かごしま2015」の一環。出演者は「四つ竹」や「谷茶前」などを次々と披露し、演目ごとに拍手が送られた。鹿児島からは竹内琉球舞踊研究所が出演した。フィナーレでは出演者や来場者でカチャーシーを踊り、会場の雰囲気は最高潮となった。
 芸能交流の前には「『鹿児島=沖縄』の時代をめざして-歴史からの視点-」と題した基調講演があった。前副知事で、琉球大名誉教授の高良倉吉氏が「芸能などさまざまな分野で身近に感じ合う、市民、民間交流が大切だ」と指摘した。8日は鹿児島に伝わる郷土芸能が披露される。

フィナーレで観客とともにカチャーシーを踊る出演者=7日、鹿児島県指宿市