琉球新報社 
連合沖縄（東盛政行会長）は20日、那覇市の県民広場で2023年春闘の総決起集会を開いた。県内の労使交渉が今後本格化するのを控え、賃上げや格差是正といった諸要求の実現に向け、各業界の労働組合関係者らが頑張ろう三唱で気勢を上げた。
物価上昇を超える賃上げ水準が求められる中、先行する国内大手企業の労使交渉では、労組側からの賃上げ要求に対し、企業側の満額回答が相次いでいる。
東盛会長はあいさつでこうした春闘の流れに触れ、「これから沖縄のそれぞれの組合でも、生活者の隅々まで賃上げが図られ、処遇改善につながる交渉を強化しなければならない」と強調。「流れを止めることなく、全ての生活者に波及する労使交渉を展開してほしい」と呼び掛けた。
（小波津智也）
