首里城正殿を「実物大」で描く作業スタート 「原寸図」制作現場、ガラス越しに見学可能 沖縄


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ベニヤ板に原寸図を製作する棟梁=22日、那覇市の首里城公園内木材倉庫・原寸場(喜瀬守昭撮影)

 2019年に焼失した首里城の正殿復元工事にあたり、実物の大きさで描く図面「原寸図」の製作が始まった。22日、報道関係者に現場が公開され、実際に職人が板に図を描いていった。一般客もガラス窓ごしに作業の様子を見られるようになっている。

 また開催中の写真展「写真でつむぐ復興への想い」では、真和志高校、浦添工業高校、宜野湾高校、未来工科高校の4校の生徒らが撮影した首里城復元の様子の写真を展示している。5月14日まで。

 運営管理する沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所は「作業工程の様子や学生らによる写真を通して多くの人々の復興への思いを感じてほしい」と話した。(普天間伊織)