高校生が考案!西原の新特産品 “サトウキビから取っタレ”はいかが? 「大人も子供も食べやすいマイルドな味」


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(左から)ぬいぐるみのさわりん、ミニ丼、「万能!サトウキビから取っタレ」を持つNS²BPのメンバー=西原町小波津の西原さわふじマルシェ

 【西原】西原町の高校生が中心となって活動するNS²BP(西原町学生ソーシャルビジネスプロジェクト)が、町を盛り上げる特産品を作りたいと、町産のサトウキビを活用した「万能!サトウキビから取っタレ!!」がこのほど完成し、西原さわふじマルシェで開催された東海岸やちむん市で販売された。

 代表の伊佐梨里菜さん(浦添高校2年)は「昨年5月から商品開発を始め、6月に與儀清一さん(74)のサトウキビを一緒に刈り取って搾り、サーターユーを作った。国産のしょう油、ニンニク、タマネギ、リンゴなどの配合の試作を何度も重ねマイルドな味に仕上げ、大人も子どもも食べやすく納得のいく自信作を12月に製造した」と笑顔。3本を手にした神谷輝美さんは「同級生の友達に、西原町でこんなことやってるよ、とあげようかな」と笑顔で購入した。

 「取っタレ」もミニ丼も早くに完売。追加で食品衛生責任者の伊集悟さん(53)の協力の下、100本ずつ新たに製造した。現在は西原さわふじマルシェの西原劇場で税込み400円(内容量300グラム賞味期限1年)で販売している。隣接するうんたま市場や町のふるさと納税の返礼品にも提供予定。

 NS²BPは、昨年8月に三重県で行われた第7回全国高校生SBP交流フェアで未来の大人賞、SBP特別賞(南伊勢町長賞)、コスモピア賞の3賞を受賞するなど活躍している。
 (小波津昭子通信員)