発生源は処分場以外か 沖縄市池原 農業用水PFAS


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 沖縄市池原にある廃棄物最終処分場周辺の農業用水から人体に有害とされる有機フッ素化合物(PFAS)が高い値で検出された問題に関して、県環境部は23日、農業用水のPFASの発生源が最終処分場ではない可能性があることを明らかにした。

 環境整備課によると、最終処分場に集積されたごみにたまった水と農業用水のイオン成分を比較したところ、組成が異なる傾向が示された。この結果から、最終処分場の水系と農業用水に使っている地下水の水系が異なる可能性があるという。

 環境整備課は周辺の企業のPFAS保有・使用履歴を調査するなど発生源を特定するための作業とともに、今後も水質のモニタリングを継続する。 (安里周悟)