【読谷】読谷村議会(伊波篤議長)は24日、米陸軍トリイ通信施設で今月9日に、米軍のCH53大型輸送ヘリがつり下げ訓練を実施したことに対する抗議決議案と意見書案を賛成多数で可決した。
つり下げ訓練は同基地のヘリ着陸帯に関する環境レビューで示された「管理着陸帯」の使用目的を逸脱していると指摘し、訓練での使用に抗議した。決議は米軍など宛て。意見書は防衛省や外務省など宛て。(1)村民の不安をあおるつり下げ訓練をしない(2)ヘリ着陸帯に関する環境レビューの順守(3)日米地位協定の抜本改定―を求めている。
村議会はまた、福祉施設や保育所、学校でゲノム編集トマトの種苗受け取りを拒否し、学校給食でゲノム編集された食材を使用しないよう求める意見書案を賛成多数で可決した。村や県学校給食委員会など宛て。障がいがある子の特別支援ヘルパーの人材確保と処遇改善を村当局に求める意見書案は賛成少数で否決した。
(島袋良太)