総額97億円、学校給食センター2か所を統合した「新石川調理場」建設へ 老朽化に伴い 沖縄・うるま市


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【うるま】うるま市学校給食センターの第二調理場と石川学校給食センターの老朽化などに伴い、市がこれらを統合した新石川調理場を建設することが26日までに分かった。市の試算によると、施設の建設費や維持管理・運営費など総額で約97億1800万円を見込んでいる。市は2023年度の一般会計予算案に事業費約3億3800万円を計上している。

 新調理場の敷地面積は約9300平方メートル。市内12の小中学校に1日最大で7500食を提供できる。市の学校給食センターは5カ所あり、そのうち第二調理場と石川センターの築年数は約40年になる。建物の老朽化や提供食数の偏りなどの課題があった。

 市は22年3月にうるま市学校給食センター基本計画を改定し、民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式で事業を進める方針を決めた。今年2月に実施方針を策定。4月から事業者を公募し、同年12月に決定する。26年9月からの供用を見込んでいる。
 (古川峻)