沖尚の選手たちにスタンドからエール 「夏に向けて頑張ろう」応援も気持ち一つ センバツ


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8強入りを目指し奮闘する沖尚の選手たちに声援を送る保護者ら=28日、兵庫県西宮市の甲子園球場(謝花史哲撮影)

 第95回選抜高校野球大会第9日は28日、兵庫県西宮市の甲子園球場で3回戦4試合が行われ、沖縄尚学は東海大菅生(東京)に0-1で惜しくも敗れた。2014年に続く9年ぶりの8強入りを目指した沖縄尚学。アルプススタンドからは、沖尚の選手たちを後押しする声援が響いた。1点差で惜敗したが、保護者らは「楽しそうに伸び伸びとやってくれた。夏に期待して応援していきたい」と頑張りをたたえた。

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 大阪在住の宮平良樹さん(40)も、沖縄から駆け付けた保護者と共に懸命に応援した。自身も沖尚野球部出身で高校2年の時に夏の甲子園を経験した。当時は控えでグラウンドには立てなかったが、息子の良磨選手が1回戦と3回戦で遊撃手を務めた。息子の先発出場に「喜びと同時にうらやましいというのはある。ただ自分の時よりうれしさは大きい」と、成長に目を細めた。

 夢をかなえた子どもたちに保護者も「連れてきてくれて、こんな経験をさせてくれて感謝」と声をそろえた。良樹さんは「夏に向けてまた応援を頑張ろうと気持ちを合わせたところ。1年生も入ってくる。チームを強化して総合力を上げてほしい」と期待した。

(謝花史哲)

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