【国頭】国頭村奥間のオクマプライベートビーチ&リゾート(小野寺剛総支配人)で19日、オクマかりゆし海開きが催された。青空が広がる晴天の下、宿泊客や来場者らは南国の爽快な潮風を肌で感じながらビーチの開放感を満喫した。
オクマビーチ海開きは、昨年から新型コロナウイルス発生以前のプログラムに戻りつつあり、趣向を凝らしている。地域の来賓客や職員らを含め「神事の儀」が粛々と行われた後、小野寺総支配人は「今年で開業45周年を迎えた。なお一層、皆さんに支持されるホテルとして従業員一同努力します」とあいさつし、高らかに海開き宣言をした。
国頭漁業協同組合が協力した「マグロ解体振る舞いショー」では、国頭村安田定置網で水揚げされたキハダマグロ約40キロが、組合職員らにより手際よく解体されると、会場から歓声が上がり、刺身が配られ始めると瞬く間に行列ができた。皆は笑顔を見せながら料理に舌鼓を打った。
浜辺をステージとしたライブ会場では、国頭村観光大使のヤンバラー宮城さんが、スティールパン演奏者の渡辺明男さんとのセッションで、自身のオリジナル曲の「ブーゲンビリア」「辺土名商店街」などを軽快なリズムで披露、観覧者も一緒に歌いながら盛り上がった。創作芸団レキオスは獅子舞やエイサーで観客を魅了した。
「神事の儀」には小野寺総支配人、小川善隘地主会会長、知花靖国頭村長、山城弘一国頭村議会議長、村田佳久国頭漁協組合長らが出席、シーズン中の安全を祈願した。
(新城高仁通信員)