古民家そば屋の存続を 応援メンバーに宮本亜門さんも 本部町の「夢の舎」 クラウドファンディング開始


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又吉妙子さん(前列左から3人目)とタエさんの夢を守る会メンバー=19日、本部町古島の沖縄そば処「夢の舎」

 【本部】「タエさんの夢の舎を守る会」は19日、本部町古島にある沖縄そば処「夢の舎(や)」を修繕してお店を続けさせたいと、クラウドファンディングを開始した。期間は4月30日まで。県内外から約20人が集まった。

 夢の舎は築約70年で瓦ぶき。雨漏りがする老朽化した古民家だ。店主の又吉妙子さん(75)と昨年他界した夫の榮光さんが2000年に開店し、ガジュマルの木の灰を使った伝統的な木灰そばを提供する。

 クラウドファンディングで集めるのは修繕工事費で、目標金額は665万円。返礼品は沖縄そばクーポン、陶芸作品、タエさん手製生麺2食などとなっている。妙子さんは「最愛の夫との思い出の店であと10年続けたい。元気の秘訣(ひけつ)はそば作り」と話した。応援メンバーで演出家の宮本亜門さん(64)は「夢の舎のそばが大好き。この味をなくさないように修復したいので協力をお願いします」と呼びかけた。詳細はレディーフォー夢の舎。連絡先は、電話070(4936)5150(平岩)。 (上間宏通信員)