琉球大学の「琉大ミーバイプロジェクト」が食文化の振興につながるとして、文化庁からこのほど食文化「知の活用」振興事例として優良事例に認定された。同大はヤイトハタ(アーラミーバイ)の陸上養殖システムなどを研究しており、「琉大ミーバイ」と称して、育ったミーバイの商品化に取り組んできた。
これまで琉大食堂の限定メニューや県内スーパーで寿司や刺身、レトルト食品などとして販売してきた。現在は「琉大ミーバイじゅーしぃの素」と「琉大ミーバイのお味噌汁」を琉大生協で販売しているほか、中城村ふるさと納税の返礼品として展開している。
同大学共創拠点運営部門の福永耕大特命助教は「今後琉大ミーバイを取り入れた沖縄料理の開発や展開をしていきたい」と話した。
(中村優希)