いいね!「琉大ミーバイ」 文化庁が優良事例に認定 「知の活用」で食文化振興


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琉大ミーバイプロジェクトの優良事例認定を報告する(左から)琉球大学共創拠点運営部門の宇田川伸吾特命助教、理工学研究科博士後期課程2年の仲泊明徒さん、共創拠点運営部門の福永耕大特命助教=3月29日、西原町千原の琉球大学本部棟

 琉球大学の「琉大ミーバイプロジェクト」が食文化の振興につながるとして、文化庁からこのほど食文化「知の活用」振興事例として優良事例に認定された。同大はヤイトハタ(アーラミーバイ)の陸上養殖システムなどを研究しており、「琉大ミーバイ」と称して、育ったミーバイの商品化に取り組んできた。

 これまで琉大食堂の限定メニューや県内スーパーで寿司や刺身、レトルト食品などとして販売してきた。現在は「琉大ミーバイじゅーしぃの素」と「琉大ミーバイのお味噌汁」を琉大生協で販売しているほか、中城村ふるさと納税の返礼品として展開している。

 同大学共創拠点運営部門の福永耕大特命助教は「今後琉大ミーバイを取り入れた沖縄料理の開発や展開をしていきたい」と話した。
 (中村優希)