宮古島市の下地島空港に米軍のF16戦闘機2機が緊急着陸し、駐機を続けている問題で、沖縄県空港課は10日午前、米軍のC12輸送機2機が9日夕から同9時過ぎにかけて同空港に一時飛来して整備していたと明らかにした。F16は現在、試運転をしており、離陸へ向けた準備をしている。米軍機の下地島空港使用は2006年10月以来、16年半ぶり。
玉城デニー知事は10日午前、報道陣に対して「今回は緊急事態に対応をするためなので使用を許可している。県から特に自粛なども求めてはいない。引き続き平時における機体整備をしっかりやってほしい」と述べ、今回の緊急着陸を問題視しない姿勢を見せた。
国と県は1979年に、人命救助や緊急時などのやむを得ない事情を除き、下地島空港は民間機のみが使用するとした合意をしている。