浦添の認可外園が連盟を結成 12園加盟し保育の現場改善へ


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市認可外保育園連盟結成式であいさつをする石原理紗会長=3日、浦添市の市議会議会棟会議室

 【浦添】浦添市認可外保育園連盟の結成式が3日、浦添市議会議会棟会議室であった。市にはこれまで、認可外保育園でつくる市認可外保育施設連絡協議会があったが、連帯感や結束力強化を目的に、連盟を設立した。同連盟には市内12の認可外保育園が加盟し、初代会長に童心保育園の石原理紗園長が就任した。

 同連盟規約では、市の認可外保育園に通う子どもや、勤務する保育士などの処遇を保証し、保育の資質向上と維持、発展に努めることを目的に掲げた。

 石原会長は「市の認可外保育園はかつて50園あったが、12園まで減っており、それに伴い待機児童も増えていく。那覇の認可外保育園では、生後3カ月の子が亡くなる事故が起きてしまった。保育現場の私たちは朝早くから遅くまで長時間、週末も含め頑張っている。本日から一致団結して活動していきたい。応援よろしくお願いします」と参加者にあいさつした。

 保護者代表の仲間樹実さんの代理で登壇した夫の淳さん(38)は「浦添市が子育てに優しい街だと聞いて引っ越してきた。園の方々と、保育の問題を解決する手伝いができればと思う」と語った。 

 (藤村謙吾)