【神奈川】横浜市鶴見の地域発信型映画第2弾「なんでかね~鶴見 ガーエーにはまだ早い」の完成披露試写会が7日午後、同市の鶴見沖縄県人会館で出演者、スタッフ、地元関係者らを集めて開かれた。2019年制作「だからよ~鶴見」に続く第2弾は、エイサーをテーマにした笑いあり涙ありの人情喜劇に仕上がった。渡辺熱監督は「鶴見の街が持つ温かさが描けた。エイサーのシーンと鶴見の人が出るシーンが見どころ」と話した。プロデューサーの野村拓哉さんは「鶴見の魅力を発信できればと思う。地域のみなさんの協力のおかげで完成できた」と感謝した。
オーディションで選ばれた主演の比嘉秀海さんは今回の撮影で初めてエイサーに取り組んだという。「人と人との支え合いがメインテーマだと思う。人はそれぞれありのままでいいと感じながら演じた」と語った。
音楽ユニット「いーどぅし」でボーカル&三線を担当するかーなーさんも出演。「映画を通して昭和の香りが残り、沖縄よりも沖縄らしさを感じる街・鶴見を知ってほしい」と鑑賞を呼び掛けた。そのほか、ガレッジセールの川田広樹さん、MAXのREINAさん、大工哲弘さん、アルベルト城間さん、きいやま商店らも出演している。
島ぜんぶでおーきな祭第15回沖縄国際映画祭に出品され、15日に桜坂劇場、17日には沖縄市民小劇場あしびなーで上映される。また、鶴見では5月30日、鶴見区民文化センター・サルビアボールで公開される。いずれも監督、出演者らによる舞台あいさつを予定している。
詳しくはオフィシャルサイトhttps://riverstone.okinawa/nandekanetsurumi_movie
(謝花稔)