民謡からジャズ、ロックまで名曲92曲を凝縮 CD5枚組「沖縄の音楽」が発売 15日に沖縄市で記念公演


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CDBOX「沖縄の音楽 記憶と記録」を監修した島唄解説人の小浜司さん=3月29日、那覇市の琉球新報社

 沖縄の名曲92曲を集めた5枚組CDBOX「沖縄の音楽 記憶と記録」(よしもとミュージック)が12日に発売される。監修は島唄解説人の小浜司さんで、選曲、解説も務めた。

 古くは1916年録音の富原盛勇に始まり、嘉手苅林昌、登川誠仁らの島唄を中心に、与世山澄子、紫などジャズやロックも収録し、戦前、戦後の沖縄の音楽史を凝縮した。212ページの歌詞・解説付きで1万9800円。

 同CDに収録された徳原清文、前川守賢、長嶺ルーシー、安冨祖貴子らが出演する発売記念公演が、15日午後5時から沖縄市の音市場で開かれる。第15回沖縄国際映画祭の特別企画。小浜さんは「沖縄は唄の島だと再確認し、若い人たちが歌い継いでいく、そんな公演になる」と語った。前売り3千円、当日3500円。問い合わせは、電話098(861)5141(よしもと沖縄)まで。