【国頭】国頭村立安波小学校の体育館で7日、3人の入学式が開かれた。同小はこれまで全校児童3人と減少が続いていたが、久しぶりの複数の入学者となり、地域の人々を喜ばせた。
新入生入場では3人の先輩と手をつなぎ、緊張しながらも時折笑顔を見せて、真新しいランドセルを背中に、出席者らの手拍子に合わせて花道を入場した。多くの親戚や地域の人たちが入学式を見守り、入学児童らを激励した。新入生の3人は「新1年生点呼」で名前が呼ばれると「はい」と大きな声でしっかりと返事して、手を上げて応えていた。
新入生に賀数安信PTA会長から記念品が贈呈された。国頭村民生・児童委員が社会貢献活動の一環として実施している、ヤンバルクイナをかたどったかわいい交通安全お守りが委員から手渡された。
6年生の児童は「3人が入学してくるのを楽しみにしていました。安波小はいつも明るくて、楽しくて、みんな優しい元気いっぱいの学校。楽しく頑張りながら一緒に過ごしましょう」と児童会代表歓迎の言葉を述べた。
大田出校長は「みんなで心待ちにしていました。楽しく学校生活を送るため分からないことは先生によく聞く、あいさつをしっかりする、早寝早起き、しっかりご飯を食べて丈夫な体をつくるなど三つのことを守りましょう」とあいさつした。
(新城高仁通信員)