沖縄ツーリスト、20年ぶりに本島中部拠点を復活 コザ一番街に開所 「デジタルとリアル二刀流で」


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沖縄ツーリストのサテライトオフィスと中部外販センターのお披露目式であいさつする東良和会長=18日、沖縄市中央の一番街商店街

 【沖縄】沖縄ツーリスト(OTS)がこのほど、沖縄市中央の一番街商店街で中部外販センターを開所した。OTSは1960年代に一番街にコザ支店を開いた。同支店は約20年前に閉鎖していた。中部地域で団体向けの旅行商品を扱うほか、添乗業務などを行う。18日にお披露目式が開かれ、東良和会長は「デジタルとリアルの二刀流を目指していく。ラグーンと沖縄市の仲間にしていただき、刺激を受け、ビジネス領域を広げていきたい」と語った。

 OTSとグループ会社が一番街のコワーキングスペース「Startup Lab Lagoon(スタートアップラボラグーン)」にも入居し、サテライトオフィスを設置している。

 沖縄市のラボラグーンで催されたサテライトオフィスや中部外販センターのお披露目式には、招待者約90人が集まった。

 ラボラグーンでは、ホテルなど事業者が旅行パッケージをオリジナルで作成できるシステムを営業するなど、デジタル事業に力を入れる。現在、約30事業者と契約し、うち5事業者が運用を開始しいている。約50事業者が加盟する「コザスタートアップ商店街」にも参加し、交流や協業なども見込んでいる。(古川峻)