5~7月の沖縄、平年より気温高い見込み 4月は晴れ多く日照時間平年比148%


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那覇市内の空=25日午前7時30分ごろ

 沖縄気象台は25日、5~7月の3カ月予報を発表した。平均気温は暖かい空気に覆われやすいため平年より高くなる見込み。5月と6月前半は平年と同様に曇りや雨が多く、6月後半と7月は平年と同様に晴れの日が多い見通し。6~7月は高温傾向が予想されるため、気象台が熱中症や農作物管理に注意するよう呼び掛けている。

 3カ月の降水量はほぼ平年並みの見込みだが、梅雨前線の活動が活発になると大雨災害の可能性があるとして、気象台は最新情報に留意するよう呼び掛けている。

 また、4月1日~20日までの沖縄地方は、前線や湿った空気の影響で雨や大雨となった所もあるが、高気圧に覆われて晴れた日が多かった。このため日照時間は平年を大きく上回り、平年比148%だった。平均気温は暖かい空気に覆われた日が多かったことから平年を上回った。

 降水量は石垣島地方で平年の2割程度と大きく下回ったが、沖縄本島地方では平年を大きく上回り、沖縄地方全体の平均としては平年を上回った。記録的小雨が続く大東島地方では平年比53%だった。

 南大東島地方気象台が25日午後3時に発表した情報によると、今後10日間程度は前線や湿った空気の影響で雨の降る日もあるが、少雨の状態を直ちに解消する可能性は小さいという。

 沖縄地方の梅雨入り・明けや台風の発生や沖縄地方への接近については「季節予報では困難」として週間天気予報などで最新予報を確認するよう呼びかけた。(慶田城七瀬)