沖縄県の2022年度の観光客数677万人 前年度比2.07倍と過去最高の伸び率 


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 沖縄県文化観光スポーツ部は26日、2022年度の入域観光客数が前年度比約2.07倍(350万300人増)の677万4600人で、増加数・増加率ともに過去最高となったと発表した。コロナ禍以降、ゼロが続いていた外国客は3年ぶりに計上した。過去最高の1千万4300人を記録した18年度と比較すると、32.3%(322万9700人)減だったが、下半期(22年10月~23年3月)の国内客は18年度同期と比べ2.5%(8万6600人)増となった。

 21年度より増加した理由として、新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限がない状況が継続していること、10月から開始された全国旅行支援により、需要が喚起されたこと、国内航空路線の運休・減便の解消が進んでいること、外国客の水際対策の緩和が進んだことなどを上げた。

 このうち国内客は前年度比2.01倍(330万200人増)の657万4500人だった。過去最高だった18年度との比較でも6.1%減まで回復した。

 台湾、韓国、香港からの航空路線の復便が進み、前年度はゼロだった外国客は20万100人となった。3月に運航が再開した海外クルーズでは、乗務員などを含め1万3100人の来訪があった。
 (與那覇智早)