米軍機の騒音の「緩衝地帯」にパークゴルフ場 総事業費1億9800円超 国有地を活用 北谷町砂辺


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パークゴルフ場の始球式に臨む渡久地政志北谷町長(右)と小野功雄沖縄防衛局長=14日、北谷町砂辺

 【北谷】北谷町砂辺に15日、パークゴルフ場がオープンした。米軍機騒音の救済策で沖縄防衛局が緩衝地帯として所有する国有地を活用し、北谷町が運営し、一般財団法人北谷地域振興センターが指定管理する。14日に関係者を招いたセレモニーがあり、渡久地政志町長や小野功雄沖縄防衛局長が始球式をするなどオープンを祝った。

 パークゴルフ場は敷地面積が9202平方メートル、コース面積7634平方メートル。1コース9ホール、総延長405メートル。総事業費は1億9868万円で、うち沖縄振興特別推進交付金は1億8454万円。一般のプレー料金は町民が1ラウンド400円、町民以外が700円。18歳以下や65歳以上は割引がある。

 セレモニーで渡久地町長は「多くの町民が心待ちにしていた。子どもからお年寄りまで誰でも気軽に楽しめるコミュニティースペースだ」とあいさつした。防衛局の小野局長は「地域のコミュニティー活動の拠点として活用していただき、地域発展にも寄与すると確信している」と強調した。(島袋良太)