沖縄電力の本永浩之社長の2022年度決算発表会見での主なやりとりは次の通り。
―連結で初、単体で過去最大の赤字となった。
「結果を大変重く受け止めている。この状況を回避すべく(国に)値上げの申請をしているが、県民のご負担にもつながるので、気を引き締め経営効率化を最大限やっていく」
―業績予想の公表は。
「(規制料金の値上げの)審査中なので、固まり次第速やかに公表したい」
―自己資本比率の毀損(きそん)への対応は。
「35%以上あった比率が、20%そこそこまで毀損するというのはかなり大きな打撃だと受け止めている。利益水準を確保して回復を図るのが急務だ」
―燃料調達の見通しは。
「足元では、石炭が以前に比べ落ち着きを取り戻している。この燃料価格が反映されることになれば、お客さまの負担もだいぶ緩やかになるのではないか」