与那覇岳で遭難の60代男性を無事発見 けがなく隊員と下山 名護署と国頭消防が捜索 


この記事を書いた人 琉球新報社
国頭村・与那覇岳の登山道(資料写真)

 名護署や国頭地区行政事務組合消防本部は30日午前9時ごろ、国頭村の与那覇岳で登山中に遭難した男性(61)=横浜市=を登山道を外れた山中で無事発見、保護した。男性にけがはなく、隊員らに連れられ午前10時50分ごろに下山したという。

 警察や消防によると、男性は29日に1人で与那覇岳に入山し、下山途中で道が分からなくなり遭難した。29日午後6時40分ごろ「与那覇岳にいる。遭難した」と宿泊先のホテルに連絡があった。名護署と国頭消防は30日朝、捜索活動を実施し、通報があった位置付近で男性を発見、保護した。

 与那覇岳では今年1月にも登山中の男性(71)=今帰仁村=が遭難し、約25時間後に発見、保護された。県警は「登山の際は登山ルートに沿って歩き、十分な準備をするなどして安全に山を楽しんでほしい」と注意喚起している。