【石垣】沖縄県農林水産物販売促進協議会(前田典男会長)は1日、県産パイナップルの旬入りを宣言した。石垣市新栄町のJAおきなわファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で開かれたセレモニーで、カットパインの試食が振る舞われ、訪れた市民や観光客らが「沖縄の夏の味」を堪能した。
生産者代表としてあいさつしたパイン生産部会長の盛山信範(しんぱん)さんは「甘さと酸味のバランスがとれた食味で、今年のパインのおいしさを全国の方々に味わってもらいたい」とPRし、「今年は大玉だ」と自信をのぞかせた。
県内のパイナップルの出荷は4月の石垣市、竹富町を皮切りに、本島北部地域へ移り、おおむね8月までの間に県内外に出荷される。
島根県から家族4人で観光で訪れ、試食パインをパクパク食べた女の子は(6)は「甘い。柔らかい」と完食した。
2023年度の石垣島でのパイン生産量は約900トンを見込んでいる。