大型連休最終日、沖縄各地で雨… 少雨続く大東島は8日に濃霧も


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7日午後7時30分現在の沖縄本島地方付近の雨雲の動き(気象庁ウェブサイトより)

 大型連休最終日の7日、沖縄本島や宮古、八重山地方では前線の影響で大気の状態が不安定な状態となり、各地でまとまった雨が降った。沖縄気象台によると、本島地方では夜遅くにかけて1時間40ミリの局地的に雷を伴い激しい雨が降る見込みで、大雨警報を発表する可能性がある。

 粟国村では7日午後4時8分に1時間雨量28.5ミリ、多良間村で同15分に35ミリ、石垣市で同38分に27.5ミリを観測した。気象台は、本島中南部に大雨注意報、北部と久米島に雷注意報を午後3時50分に発表した。

 8日午後6時までの24時間に予想される雨量は多いところで80ミリとなる見込み。また、7日夜遅くにかけて積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風による被害が起こるおそれがあり、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めるよう呼びかけている。

 八重山地方では、7日午後には多い所で1時間に40ミリの激しい雨が降る見込みで、前線の活動の程度によっては警報級の大雨となる恐れがある。八重山地方気象台は、石垣島と与那国地方に雷、強風、波浪注意報を継続中。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけている。

 宮古島地方では、7日夜遅くにかけて積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風による被害が起こる恐れがある。宮古島地方気象台は、雷、強風、波浪注意報を継続中。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めるよう呼びかけている。

 少雨が続く大東島地方では、高気圧のへりを回る湿った空気の影響で曇りの天気が続いているが、8日も曇りや所により霧が発生する見込み。大東島地方気象台が、雷と濃霧注意報を発表中。7日夜遅くから8日昼前まで濃霧で周囲の景色が見えづらくなる恐れがあり、8日の未明から昼前まで急な強い雨や落雷の可能性がある。