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G☆W与勝闘牛大会(主催・与勝闘牛組合、共催・琉球新報社)が7日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。毎年恒例となった同大会は、大型連休の最終日とあって家族連れやカップルなど多くの来場者が訪れ、闘牛観戦と豪華景品が当たる「お楽しみ抽選会」を満喫していた。超重量級対決となったシーの一番は、雷神大力の強烈な押し込みにたまらず蟹が敗走。雷神大力は3連勝となった。
シーの一番は、巨漢牛同士の角と角がぶつかる大きな音とともに対戦が開始した。交角直後、雷神大力の圧に気おされたのか蟹が一歩後退すると、雷神大力はさらに前へ前へとプレッシャーをかけた。雷神大力は掛け技で蟹が得意とする割り技を打たせる隙すら与えずに終止、蟹を圧倒。最後は雷神大力の強烈な押し込みに耐えきれず蟹は1分10秒で敗走した。
シーの二番戦は全勝工業カキヤー対東照宮で、予想通りの長期戦の試合展開となった。4連敗中と後がない全勝工業カキヤーは頭を合わせると、「自分の方が上だ」と言わんばかりに掛け技を繰り出し、東照宮を攻め立てていこうとする。しかし、東照宮もフットワークをうまく生かしリングを広く使って、全勝工業カキヤーの再三の猛攻をかわしてみせるが、徐々に土俵際まで追い込まれ16分29秒で腹取りを許し、掛け技牛対決は全勝工業カキヤーに軍配が挙がった。
シーの六番ではこの日一番の盛り上がりをみせた。4連勝と波に乗るドラゴン桜トラトラに剛力カキヤーが果敢に掛け技を繰り出し最後は腹取りで決着した。
各賞は以下の通り。
【優勝】雷神大力
【ゆかり賞】剛力カキヤー
【敢闘賞】全勝工業カキヤー
【殊勲賞】天刃カキヤー
(平川智之通信員)