高校生デザインのかりゆしを製品化 応募3869点からグランプリ2作品


この記事を書いた人 琉球新報社
日進商会が主催した「第4回学生かりゆしウェアデザインコンテスト」でグランプリに輝いた(左から)池田真優さんと船道愛音さん=9日、イオンモール沖縄ライカム

 県内の高校生がデザインしたかりゆしウエアが県内量販店などで販売されることとなり、9日、北中城村のイオンモール沖縄ライカムで初披露された。かりゆしウエアブランド「MAJUN」を展開する日進商会(糸満市)が開発、販売する。同社主催の「第4回学生かりゆしウェアデザインコンテスト」で、3869点からグランプリに選ばれた2作品を製品化した。

 カジュアル部門で受賞した開邦高3年の池田真優さん(17)は、自作の「チャンプルー文化」に、ゴーヤーチャンプルーの食材や、米国車、ギターなどのイラストをちりばめ、戦後のチャンプルー文化を表現した。池田さんは「ビジネスだけでなくプライベートでも気軽に着てほしい」と話した。

 ビジネス部門で選出された首里高3年の船道愛音さん(17)の「オオゴマダラ」は、県蝶に指定されているオオゴマダラがモチーフ。「チョウの羽根を襟や袖に配置してインパクトあるデザインにした」とこだわりを見せた。

 2種のかりゆしウエアはサンエーやイオンなど県内量販店のほか、MAJUNの直営店で購入可能。数量限定で完売次第販売終了となる。日進商会の大城直也社長は「高校生ならではのフレッシュな感性に驚いた。多くの人に着用してほしい」と呼びかけた。
 (普天間伊織)