児相職員わいせつ容疑逮捕 沖縄県、外部専門家による再発防止策策定へ 玉城デニー知事が表明


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
沖縄県庁

 沖縄県の児童相談所の児童福祉司が支援対象の女児への強制わいせつ事件で逮捕されたことを受け、玉城デニー知事は12日に県庁であった定例記者会見で、外部専門家の意見を踏まえた再発防止策を策定すると報告した。

 事件は、今年3月、児童福祉司の県職員の男(32)が、学校の一室で13歳未満の女児に対してスマートフォンで動画を撮影しながら、わいせつな行為をした疑い。

 玉城知事は会見で謝罪した上で、全職員へ服務規定の順守を呼びかけたと説明。再発防止策として児相の面接業務について、可能な限り2人で行うほか、密室状態を避ける面接場所の設定、個人のスマートフォンや録音機材は使用しないなどの内容で調整しているという。

 再発防止策が一過性のものにならないよう、玉城知事は「児相全体でゆとりをもった対応を構築しなくてはならない。総務部や子ども生活福祉部にもその方向性の検討を指示している」と語った。