第一交通、沖縄の売上高29%増 観光需要の回復でバス、タクシーが押し上げ 3月期連結


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第一交通(資料写真)

 第一交通産業(北九州市、田中亮一郎社長)は11日、2023年度3月期(22年4月~23年3月)の連結決算を発表した。沖縄地区の全6事業の売上高を単純に合算すると前年同期比29.0%増の87億1300万円だった。国内外からの観光需要の回復で、好調なバスやタクシー事業が全体の業績を押し上げた。

 部門別ではタクシー事業が同51.2%増の14億200万円。人の流れが戻り個人の移動需要が高まったことなどで売り上げが回復した。

 バス事業は同44.0%増の53億1200万円。大型イベントの再開や輸送人員が増加し需要が高まったことが要因。

 不動産分譲事業は同44.2%減の2億5100万円。不動産賃貸事業は同2.3%増の6億5900万円、自動車整備事業は同5.5%増の9億4900万円。バスターミナルは同3.5%減の1億3800万円だった。
 (福田修平)