平和で豊かな沖縄実現 復帰51年で玉城デニー知事がコメント発表


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 沖縄の日本復帰51年を迎えるに当たり、玉城デニー知事は「県民が真に幸福を実感できる平和で豊かな沖縄の実現を目指して全身全霊を注いでいく」とコメントを発表した。

 復帰以降の沖縄振興について「社会資本の整備は着実に進んだ。観光・リゾート産業や情報通信関連産業の成長などさまざまな成果を上げている」と評価した。一方、1人当たりの県民所得の低さや子どもの貧困、脆弱(ぜいじゃく)な産業構造などの課題のほか、依然として過重な基地負担を強いられているとした。

 台湾を巡る問題や北朝鮮のミサイル発射問題などに触れ、「安全保障環境が厳しさを増す中で、他国との地域間交流による友好的なつながりを持つことが両国間の緊張緩和と信頼関係の構築に寄与する」と強調した。
 (與那原采恵)