玉城知事が久辺3区長と初の面会へ 新基地建設が進む地元


この記事を書いた人 琉球新報社
普天間飛行場の移設に伴う埋め立て工事が進む米軍キャンプ・シュワブ沿岸部=3月17日、航空機より撮影

 沖縄県の玉城デニー知事が19日に、名護市の久辺3区の区長と市内で面談することが分かった。15日までに複数の関係者が明らかにした。

 辺野古、豊原、久志の久辺3区は、米軍普天間飛行場移設に伴う新基地建設が進む米軍キャンプ・シュワブを抱える地元の集落。辺野古への新基地建設に反対している玉城知事が久辺3区の区長と面談するのは就任後初めてとなる。

 玉城知事と久辺3区の区長の面談を巡っては、新基地建設の影響を受ける久辺3区の地元住民らとの意見交換を求める声が、自民など県議会野党会派を中心に繰り返し上がっていた。

 知事の面会に先立ち、今年2月には嘉数登知事公室長(当時)が久辺3区長らと意見交換しており、県道13号の整備や農業集落排水事業などについて要望を受けていた。
 (知念征尚、長嶺晃太朗)