愛知でカチャーシー心一つに 県人会が催し、沖縄屋台もにぎわう


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愛知沖縄県人会連合会のメンバーが出演し盛り上げた「みんなで踊ろう!!カチャーシー」イベント =7日、愛知県東海市

 【愛知】愛知県東海市太田川駅大屋根の広場で7日、「みんなで踊ろう!!カチャーシー」イベントが行われた。愛知沖縄県人会連合会の民謡、エイサー団体が出演し、会場周辺には沖縄屋台のキッチンカーが並び、沖縄ムードを盛り上げた。イベントは、社会福祉音楽推進会(神保慎一郎代表)が開催し、合唱、フラダンス、子どもたちの創作ダンスが披露された。途中、4回にわたって愛知沖縄県人会連合会会員によるカチャーシーのワークショップがあり、フィナーレでは参加者が一体となってカチャーシーを踊った。
 
 家族4人で来ていた永津育美さん(40)=日進市=は「先週初めて家族で沖縄旅行に行った。沖縄そばや、音楽も楽しく聞いた。エイサーを見て、子どもたちにもやらせたいと思った」と興奮気味に語った。
 
 代表の神保さんは日ごろ、沖縄の子どもたちの貧困問題に関心を持ち、何かできないかと模索する中で、音楽グループHYらと子どもたちが自ら演奏し、運営する音楽イベントを開催したところ、参加した子どもたちが生き生きと変化していくのを感じた。音楽の力に感動して、沖縄市と姉妹都市の東海市で、カチャーシーを紹介しようと企画した。
 
 カチャーシーを指導した上運天保有二さん(61)=宜野湾出身、愛知沖縄県人会連合会副会長=は「カチャーシーは心が通い合える平和の象徴である。沖縄文化、歴史の発信をしていきたい」と抱負を語った。
(古堅初子愛知県通信員)