帝国データバンク沖縄支店は15日までに、4月の県内企業倒産集計(負債1千万円以上の法的整理)を発表した。倒産は3件、負債総額は3億400万円だった。前年同月比で1件減少、負債総額も2億5900万円少なかった。
琉球ブルーオーシャンズを運営するBASE沖縄野球球団(宜野湾市)の自己破産を、コロナ倒産に分類した。
4月の県内景気判断指数(景気DI)は55.3で、3カ月連続で改善した。同支店は、観光需要の高まりで県内経済の回復は加速する見通しを示す一方、ゼロゼロ融資関連の返済開始やエネルギー価格の上昇などで、今後は「休眠、倒産となるケースも予想される」と指摘した。
(謝花史哲)