経済交流促進を確認 台湾訪問団、物流に期待


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
琉球ガラスを中華航空の孫洪祥CEO(左から2人目)へ渡す翁長雄志知事(同3人目)=12日、台湾の桃園市

 【桃園市で呉俐君】台湾との交流を深めようと、翁長雄志知事を団長とする県のトップセールス団が12日、台湾を訪れ、中華航空の孫洪祥(そんこうしょう)CEO(=最高経営責任者)や桃園(とうえん)市の鄭文燦(ていぶんさん)市長らと桃園市内でそれぞれ会談した。

 翁長知事は孫CEOに「沖縄と台湾の関係は兄弟のようだ。2014年度、沖縄への外国人観光客の中で台湾人客が最も多かった」と説明し「今後観光だけではなく、物流などビジネスの交流がもっと活発になるよう期待したい」と述べた。
 これに対し孫CEOは「中華航空は沖縄路線を就航させて40年近い。われわれも両地の交流を積極的に促進していきたい」と話した。沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の平良朝敬会長は夏期間だけ就航している石垣―台北路線の通年運航を求めた。
 一方、ことし9月、県庁に翁長知事を訪ねた鄭市長は「2016年2月に桃園市内で延べ約1200万人が訪れるランタンフェスティバルを開催する。ぜひ沖縄にも参加してほしい」と呼び掛けた。
 台湾訪問団は13日、台湾の観光関係者ら約150人を招待し、台北市内のリージェントホテル台北で海外初の「沖縄ナイト」を開催する。