【イオン琉球社長ら一問一答】コロナ後、コスト増への今後の対応は


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23年2月期決算を発表するイオン琉球の鯉渕豊太郎社長(左)と親川伸夫常務(右)=17日、那覇市の沖縄産業支援センター

 決算会見でのイオン琉球の鯉渕豊太郎社長らとのやり取りは以下の通り。

 ―コロナによる影響は。

 大森修取締役「昨年8月から上昇傾向に転じた。人流の回復により旅行、衣料品などGMS(総合スーパー)中心に衣料、食品が好調だった。外出制限解除により、外食の機会が増えることで食品の需要が下がることを想定していたが、生鮮、総菜などはコロナ後も好調を維持できた」

 ―電気料金の値上げなどコスト増加の影響と今後の対応は。

 鯉渕社長「今期は設備費用が5億300万円増加しており、そのうち水道・光熱費が約3億円増加となった。来期はこれ以上の影響を想定している。空調、照明など来店客に負担のない程度に節約する」

 ―海外を対象にした展開について。

 鯉渕社長「現在は台湾のみ対象にしているが、まだ成果は上がっていない。ネットショップのリニューアルを今年予定している。まずは台湾で結果を残し、各国へ拡大させていきたい」