県全体の推計感染者数は1540人 全数把握の前週とほぼ横ばい 若者の受診減っている可能性も


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 県は18日、感染症法上の位置付けが5類に引き下げられてから初となる、新型コロナウイルス感染者の定点把握結果を発表した。県内の指定医療機関54カ所から8~14日に報告された患者数は328人で、1医療機関あたりの平均は6.07人だった。

 定点報告に基づく県全体の推計感染者数は1540人。全数把握で集計していた5月1~7日の計1516人と比較すると、感染者数は横ばいとなっている。

 患者の年齢別は80歳以上が66人(20.1%)と最多だった。県によると、5類移行により、若者の利用が多かった自己検査による登録が終了したため、相対的に高齢者の割合が多くなったとみられるという。

 宮里義久感染対策統括監は、定点把握では症状が軽い若者の受診が減っている可能性があるとして「引き続き感染者数や動向を注視していきたい」と述べるとともに、感染対策の継続を呼び掛けた。
 (嘉陽拓也)