沖縄地区の輸出額9.4倍 原油など「再輸出品」が大幅増 4月の貿易概況


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 沖縄地区税関は18日、4月の管内貿易概況(速報)を発表した。輸出総額は原油などの「再輸出品」が大幅に増え、前年同月比9・4倍の246億7800万円となった。輸入総額は同26・3%増の218億300万円で、差引額は28億7400万円となった。輸出超過は14カ月ぶり。

 輸出は中国などへの「再輸出品」が93・5%を占め、全体を押し上げ、復帰以降で2番目の高さとなった。品目別では「鉄鋼」がなくなった一方で、「輸送用機器」で韓国向けに中古船舶の輸出があった。

 輸入は「石炭」が32・0%増の56億5300万円で伸び率が最も高かった。「天然ガスおよび製造ガス」と合わせ燃料関連が全体の5割と大きく占めた。
 (謝花史哲)