6年ぶりに現地へ「互いの関係を強めて」沖縄ニューカレドニア協会、派遣の団員募集


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 沖縄ニューカレドニア友好協会(座安孝明会長)は9月1~9日に沖縄からニューカレドニアに派遣する第5次訪問団の団員を募集している。コロナ禍の影響もあり、訪問団の派遣は2017年以来6年ぶり。

 派遣に伴う航空券・ホテルなどは同会が手配し、旅行中は役員が添乗・通訳を行う。現在5家族21人が応募済みで、合計30~40人の旅行団を予定。

 現地では首都ヌメアに到着後、県系人らの名前が刻まれた慰霊碑などがある東部のティオを経由し、現在も県系人が多く住む北東部のポワンディミエに滞在する。ティオの墓地に沖縄の桜を植林する計画に加え、前回の訪問に引き続き、映画「まぶいぐみ―ニューカレドニア引き裂かれた移民史」(本郷義明監督・三木健原作・監修)の放映も予定している。

 06年の協会発足に携わった初代会長で現顧問の三木健さんは「ニューカレドニアにも沖縄にもいまだ家族が見つかっていない人がいると思う。世代交代を経て、互いの関係を強めていきたい」と呼びかけた。

 旅行代金は1人31万円の見込みで、申込期限は6月9日。問い合わせは大城覚事務局長、電話090(7586)4693。
 (西田悠)