玉城デニー沖縄県知事は19日、久辺3区の区長らとの面談後、名護市辺野古の大浦湾に面した瀬嵩の浜を訪れ、新基地建設工事の現場を視察した。玉城知事は日本の米軍専用施設の約70%が沖縄に集中する現状に「いつまで沖縄に(基地負担を)抱えさせるのかと、ずっと怒り続けている声も存在する」とした上で、「県はこれからもあるべき安全保障の在り方、国の将来に対する県民の思い、願いをしっかりと発信する」と強調した。
大浦湾の軟弱地盤の存在に触れ「膨大な予算を投じても、基地として機能するかさえはっきりしない。矛盾だらけの工事だ」と述べ、改めて疑問視した。
(知念征尚)