久辺3区長らとの面談後、玉城デニー沖縄県知事は、ヘリパッド使用による騒音問題などに触れ「共通課題があることが確認できた。(今後も)意見交換できると思う」と語り、地元との関係づくりへの感触を語った。
面談で辺野古移設に反対する理由を問われたことに対し、玉城知事は県全体の基地負担軽減を図る必要性のほか、歴代知事の姿勢に加え、「これまで多くの県民が反対してきた新たな基地建設についてもその意志を継続する」と説明した。
地元側からは辺野古移設を容認する意見がある一方で、「反対運動に反対、という人はない」との考えも示されたことを明らかにした。
初当選から面談まで4年7カ月がたったことについては「3年間はコロナ対応に追われ続けた」と釈明した上で「普天間代替施設移設事業を抱える住民の、感情的にも非常に複雑であろう久辺3区の方々としっかり意見交換できる環境を整えることが大事だ。(面談まで)時間がかかり大変申し訳なかった」と語った。
(知念征尚)