【沖縄】プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスが21日、沖縄市の沖縄アリーナで行われたチャンピオンシップ準決勝の第2戦に臨み、8619人の観客が会場に詰めかけた。試合は両チームが一歩も譲らない白熱した展開に。最後はキングスが勝利をつかみ、会場を埋め尽くした観客を沸かせた。
対戦相手の横浜ビー・コルセアーズとは2月の天皇杯準決勝でも激闘を繰り広げ、キングスが勝利した。今回はキングスがリードを許す時間が長く、観客は声援で選手を後押しした。第3クオーター(Q)の終盤にキングスが逆転に成功すると、会場のボルテージは最高潮に達した。
第4Qには岸本隆一選手がスリーポイントシュートを決めて勝利を引き寄せた。那覇市から駆けつけた太田航平さん(7)は「岸本選手のシュートがすごかった」と興奮気味に語った。20日の第1戦も応援に訪れた友寄亜矢子さん(45)=那覇市=は「途中までドキドキする展開が続いたが、粘り強いキングスは勝つと思って声を出し続けた。決勝も思い切り戦い抜いてほしい」とエールを送った。
(名嘉一心)