琉球新報社 
沖縄県高校総合体育大会は21日、各地で先行競技が行われた。バドミントン団体戦男子決勝は那覇国際が3―2で糸満に競り勝って初の栄冠に輝いた。女子は糸満が3―1で普天間を下して制した。卓球シングルス男子決勝は玉城一真（首里1年）が3―0で仲嶺真瑠（北中城2年）にストレート勝ち、女子は上原南羽（糸満1年）が3―0で狩俣あい梨（宮古1年）を破り、男女ともに1年生が頂点をつかんだ。テニス団体戦は男子決勝で沖縄尚学が2―0でコザを退けて制し、女子も沖縄尚学が2―0で普天間を下して頂点をつかんだ。水球は那覇商が14―4で那覇西・陽明にコールド勝ちし、3年連続の1位となった。
昨年の県高校総体、新人大会でいずれも普天間に苦杯をなめさせられてきた糸満。「今度こそ」と必勝の思いの下、練習の成果を発揮し雪辱を果たした。
第1シングルスに大抜てきされたのは1年・比嘉理央。身長166・8センチの長身から、スマッシュを連打し大金星を挙げた。
「やり切った。務めは果たした」という比嘉に「次は自分が決める」とエースの2年・長嶺愛心。最終ゲームまでもつれ「一本一本に集中した」。最後は左ライン際に決めて優勝を決めた。
共にさらなるレベルアップを誓い、「一本一本を大事にしていく」と北海道総体では、まずは初戦突破を目標に掲げた。
（安里周悟）
