国民スポーツ大会、沖縄開催を 玉城知事が要請 室伏スポーツ庁長官「努力していきたい」


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2034年国民スポーツ大会の誘致に向けた要望書を室伏広治スポーツ庁長官(右から2人目)に提出する玉城デニー知事(同3人目)=25日、文部科学省

 【東京】玉城デニー知事は25日、文部科学省で室伏広治スポーツ庁長官と面談し、「全ての県民がスポーツに親しむ契機にもなり、次代を担う子どもたちの大きな目標にもなる」として、2034年の国民スポーツ大会の沖縄開催を要請した。

 室伏氏は「日本スポーツ協会を中心に審議会と理事会が行われて決まる」としながらも、「スポーツ協会と足並みをそろえて努力していきたい」と前向きな姿勢を示した。

 和やかな雰囲気で行われた会談で、玉城知事は、誘致を目指している国民スポーツ大会について「観光や経済活動への波及効果が期待できる」とし、「世界に羽ばたき躍動するスポーツアイランドとしての位置づけがなお一層、強固になる」と強調した。

 室伏氏は、22年に名護市で春季キャンプを行ったプロ野球・日本ハムの臨時コーチとして訪れた際の沖縄の印象について「スポーツ振興が盛んで、スポーツ王国といっていい」と振り返った。

 玉城知事の要請には、半嶺満県教育長、県スポーツ協会の渡嘉敷通之理事長も同行した。(安里洋輔)

国民スポーツ大会の誘致に向けた要望を伝え、室伏広治スポーツ庁長官(右奥)と会談する玉城デニー知事(左奥)=25日、文部科学省