沖縄コロナ、5類引き下げ後も相談1日100件 「かかりつけ医がいない」「予約が埋まっている」…


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 新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられた後も、沖縄県の発熱コールセンターには日々、平均百件程度の相談が寄せられている。「かかりつけ医がいない」「予約が埋まっている」などの理由で受診できる医療機関を探す問い合わせが多く、県はホームページ(HP)に掲載している外来対応医療機関を案内している。

 相談内容については、5類移行により終了した、自己検査後の陽性者登録や宿泊療養施設の利用に関する問い合わせも続いているため、感染症総務課の担当者は「周知を広げていくことが必要」と語った。

 症状に関する問い合わせに対しては、自宅療養が可能な人には重症化リスクのある人との接触を避けて安静にするように案内し、つらい症状を訴える人には医療機関の受診を案内しているという。

 ただ、逼迫(ひっぱく)した通院外来対応医療機関から県に受け入れ不可の連絡が届くこともあるため、担当者は「県HPに掲載された医療機関を受診する際には必ず事前に予約してほしい」と呼びかけた。発熱コールセンター、電話098(866)2129。
 (嘉陽拓也)