玉城知事「万全の体制で対処」 北朝鮮「衛星」発射予告受け 沖縄県が対策本部会議


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北朝鮮による「衛星」発射予告を受け、危機管理対策本部会議を開く玉城デニー知事(左から2人目)ら=29日午後、沖縄県庁

 北朝鮮が「人工衛星」の発射を通報したことを受け、沖縄県は29日午後、関係部局で構成する危機管理対策本部会議の初会合を開いた。玉城デニー知事は国などの関係機関と連携を密にして情報収集に当たることや対策の徹底を指示した。

 玉城知事は「万々が一、県内に落下する場合に備え、警察、消防、自衛隊、海上保安庁と連携し、万全の体制で対処する」と語り、県民にも協力を呼びかけた。

 県民に対し、北朝鮮が発射を予告した31日午前0時から6月11日午前0時までの間は、テレビ、ラジオなどの情報に注意することや、防災無線などで落下予測が放送された場合は屋内に避難すること、落下物があった場合は近づかずに警察や消防に通報することを求めた。(知念征尚)