強制わいせつ容疑で元児童相談所職員を起訴 那覇地検


この記事を書いた人 琉球新報社
那覇地検が入る那覇第一地方合同庁舎

 那覇地検は30日、県児童相談所の児童福祉司という立場で面接中、女子児童にわいせつ行為をしたとして、強制わいせつ罪で沖縄県職員の男(32)を起訴した。地検は認否を明らかにしていない。

 起訴状によると、被告は3月下旬、県内の小学校で13歳未満の女児にわいせつな行為をしたとしている。関係者によると、逮捕当時は「やりました」などと容疑を認めていた。

 県などによると、被告は2020年度から児相に3年間在籍し、22年度から児童福祉司として勤務。今年4月の定期人事で、別部署に異動していた。児童との面接などの状況に精通し、2人きりになった際に犯行に及んだとみられる。わいせつ行為の様子をスマートフォンで撮影し、数分間の動画を保存していた。

 沖縄県は事件を受け、県各課の社会福祉関連業務における面接方法の課題を洗い出し、再発防止に取り組む方針を示した。