空手、三線、エイサー・・・ ジャパン・ストリートフェスティバルで沖縄ブース大にぎわい 全米桜祭り


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全米桜祭りストリートフェスティバルでにぎわいを見せる沖縄ブース

 全米桜祭りの一環で、日米協会の主催で行われる米国最大級のジャパン・ストリートフェスティバルは、桜祭り終盤の週末に開催される。国会議事堂からペンシルベニア通りの数ブロックが歩行者天国になり、沿道には日本工芸品や手作りクラフト店、たこ焼き、焼き鳥などの屋台や日本酒、日本ビールの店、日本文化や企業などを紹介するブースなどが並ぶ。

 今年も沖縄ブースがお目見えし、多くの人でにぎわった。紅型生地が敷かれたカウンターには、沖縄情報のパンフレットが置かれ、来場者は「沖縄へ旅行したい」「軍人として数年駐留していたので懐かしい」と話していた。沖縄会の婦人らが作ったサーターアンダギーと黒糖も振る舞われ「おいしい」と、その場で頬張る姿も見られた。ブース前では紅型の衣装を身に着け花束を手に写真撮影ができるコーナーもあり人気だった。ブース入り口で空手、琉舞、唄三線演奏、エイサーなどが披露され多くの観客が見入っていた。

 沖縄ブース出展を企画した沖縄県事務所の仲里和之所長は「今年で3回目の出展となる。沖縄の認知度向上、文化や観光、物産の理解促進、沖縄と米国の交流を図る事を目的としている」と説明した。観光パンフレットの配布数から、沖縄ブース来場者は2日で4千人に上るとみられるという。「伝統芸能や空手、エイサーなど沖縄伝統芸能をじかに見る事で沖縄のアピールにつながった。今後も沖縄会と連携してウチナーネットワークの継承、沖縄と米国の交流促進に取り組んでいきたい」と話した。
(鈴木多美子バージニア通信員)